たまに政治の話を。。

ソウルに短期の語学留学へ行く前に1年間、新大久保のカフェで韓国の留学生Hさんと会話の練習をしていました。

初めはHさんもほとんど日本語を話せず、私もハングルを話せないという状況で、必死で次に話す内容を紙に書いて覚えては話すというやり方で少しづつ会話できるようになりました。

この会話は、話す練習はもちろん、お互いの文化や国の背景を知るのにもすごく役に立ちました。

Hさんは日本の漫画やアニメ、ロックバンドが大好き。漫画ではいちばん『Dr.スランプ』が好きとのことでした^^

昔は日本の漫画やCDなどは政治的に禁止されていたので、Hさんは裏ルートからの海賊版をこっそり読んだり聞いたりしていたのだとか。

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日本の文化が韓国に正式に輸出できるようになったのは、ノーベル平和賞を受賞した金大中大統領の政策のおかげ。文化を産業ととらえ、輸出入することで経済を活性化させようとしました。当時は韓国の世論も輸入に反対する人が多かったようですが、大統領の確固とした考えから、政策が決定しました。

「我々の祖先が日本に文化を伝え、近代以降は日本から受け取った。行ったり来たりするのが文化ではないか。日本の文化商品が流入しても、その間に学んで次はこちらが売り出せば良い。」

そして「冬ソナ」に代表される韓流ブームがおきました。

私もHさんから韓国のインディーズバンドのCDを借り、「こんなにいいバンドが韓国にもいるんだ!」と知ることができ、ソウルでライブやロックフェスにも行くことができました。


金大統領のことを調べて、「このような政策を打てる指導者ってすごい!」と感激しました。そして留学へ行って早々、大統領のお墓参りに行く機会も与えられました。

愛と知恵を持って、互いに栄えることができる政策を、これから日本と韓国に期待したいです。








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